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不妊鍼灸|生理周期が短い頻発月経の原因と治療、そして妊娠へ

 

生理周期が短いという方は意外と多くいらっしゃいます。生理がなかなか来ない事も不安ではありますが、早く来てしまう事も実は女性の体にとって決していいことではありません。今回、生理周期が短くなってしまう頻発月経について考えてみましょう。

 

■生理周期が短い「頻発月経」とは?


頻発月経とは生理周期が24日よりも短い状態のことで、時には月に2回来てしまう事も。いつもは28日周期でくる生理が今回は早かったという場合には、次回の生理の状況を見て考えましょう。一時的でまた戻る場合もあり、その原因はストレスや体調不良などによる場合がほとんどと言われています。

 

■頻発月経が起こる原因と生理周期が短くなる理由


頻発月経が起こる原因は2つあります。1つは卵巣機能の低下です。卵巣の働きが鈍くなり本来あるべき排卵が起こらない「排卵障害」の状態になってしまい、その影響によって生理周期が短くなっている可能性があります。
もう1つはストレスや運動不足、食生活の乱れや睡眠不足などによるホルモン分泌の乱れです。生理周期の前半部分の卵胞期は、卵巣の中で卵を育てる時期で女性ホルモンのエストロゲン(卵胞刺激ホルモン)が乱れてホルモンが安定しないと卵胞が育つ期間が短くなり、結果生理が短くなります。
この他にも、黄体機能不全の場合は、生理周期の後半(排卵後)である黄体期が短くなります。

 

■頻発月経の症状や治療法


頻発月経は卵巣の機能低下やホルモンバランスの乱れ、生理周期が安定しない、妊娠しにくいといった症状が現れます。また不正出血を起こす確率も高いと言われ、生理が始まって10日間以降も出血がダラダラと続くケースもあり、ホルモンバランスの乱れによる「機能性出血」も疑われます。

 

生理周期が24日以内であっても、ほぼ毎回日数が同じであれば体質の可能性も考えられます。ただし、周期によって違いがあれば婦人科で検査をする事をお願いしています。原因が分かれば、それだけでも安心しますから。

そして、問題となるのは、卵巣機能低下が原因で「無排卵」となっている場合です。
3周期以上無排卵の状態が続くと自力での排卵が難しいと言われて、治療が必要になってくるケースも。

 

■頻発月経の改善や予防


ストレスや生活習慣の乱れが原因であれば、卵巣や子宮も疲れが出ているのかもしれないと考えて自分と体をいたわる生活を意識してみましょう。一番何をしている時がリラックス出来ているのか?運動や買い物、お風呂、映画鑑賞など。また、冷え性の改善にストレッチやお灸も効果的です。

もしかしたら「私も頻発月経かも?」と思ったら早めに病院を受診しましょう。また基礎体温を測る事も効果的です。基礎体温を測る事で排卵がされているのかを知る事が出来ます。その他にも低温期と高温期があるのか?や日数についても確認が出来ます。そして、これらの基礎体温表は婦人科の先生も診断にあたって体の状態をスムーズに知ることが出来き適切な治療を施す事が出来ます。

 

ホルモンバランスの乱れや生理だけではなく、円形脱毛症や肩こり、腰痛、胃痛などまったく違うところで影響が出てくることもあります。他に派生して体をむしばむ前にしっかりとケアしていきましょう。

 

鍼灸が選ばれる理由は女性の体に優しい治療だからです。たくさんの方が鍼灸によって身体の不調に気がつく事ができ、改善する一歩を踏み出しています。薬に頼らずに自分が元々もっている自己治癒力をあげて体を整えていく事をお薦めしたいと思います。

 

高崎鍼灸サロンLeClaire(ルクレア)
院長 矢嶋エミ

 

 

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