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不妊鍼灸|生理不順の原因、治療法や対策もチェックしてみましょう。

 

生理周期が不安定だといつ生理になるかわからず、旅行などの計画を立てたりするのが難しいだけではなく、結婚して妊活を始めるとさらに頭を悩ませます。生理不順を防ぐには原因が何でどう治療・対処していくかを把握することも大切です。今回生理不順を引き起こす要因・原因をまとめてみたいと思います。

PMS

生理不順とは25日~38日という正常範囲の生理周期から外れて、周期が長くなったり短くなったりするものです。具体的には生理周期が24日以内、39日以上の間隔で生理を繰り返す場合や毎月長くなったり短くなったりする事を言います。

 

【生理周期】
卵胞期(卵胞が成長)→排卵期→黄体期(受精卵着床する)→月経期(生理期間中)
の順で構成されます。この流れが定期的に訪れ、子宮内膜の充実と剥離によって生理が起こります。このうち黄体期はほとんど人が14日前後と決まっているのですが、卵胞期はホルモン分泌の乱れの影響を受けやすく極端に短くなったり、長くなってしまったりします。そのため、生理不順は卵胞期の変動で起こります。

 

■生理不順になるとどのような症状がカラダに現れるのでしょう。


生理不順は、生理周期が早くなったり遅くなったりして生理周期が乱れるという症状が一般的です。一時的に1回~2回程度の周期が前後する事はよくあることですが、生理周期の乱れが3回以上継続して続く場合には「生理不順」を疑いましょう。また、ホルモンバランスの乱れで生理痛や頭痛、吐き気、めまい、気分の急激な落ち込みといったPMS(月経前症候群)などが現れる場合があります。

 

■生理不順の原因は?病気がストレスが影響している?


生理不順の原因として病気に限らず様々な要因があります。

【身体的・精神的なストレス】
精神的なストレスや身体的な疲労・体調不良などによるストレスがおおきくかかると、女性ホルモンの分泌を促進する視床下部の機能が低下してしまい、女性ホルモンが不足してしまいます。その結果として、ホルモンバランスが乱れ卵胞の成長が滞りがちとなり、生理不順になりやすくなります。

【やせ過ぎ・太り過ぎ】
20代~30代女性は頻繁にダイエットに取り組み「痩せ」の傾向にいる方がたくさんいます。ダイエットによる食生活の乱れ・偏った食事によって身体が栄養不足とな脳へ栄養がいきわたらなくなり、ホルモン分泌の司令塔である視床下部の働きが鈍くなります。この影響でホルモンバランスが乱れ、生理周期も乱れてしまいます。また太りすぎると皮下脂肪から女性ホルモンが分泌され、体の中で過剰になってしまい、卵巣機能が弱まり生理不順になると言われています。

【プロラクチン分泌の過剰】
女性が産後に授乳する際に放出されるホルモン「プロラクチン」は、排卵する事を抑える働きがあります。唯一、排卵を抑制するホルモンです。なんらかの理由でプロラクチンホルモンが分泌されてしまい、その結果排卵が起こらなくなり、生理不順を引き起こしてしまいます。

【甲状腺異常】
のどのある甲状腺。ここから放出される「甲状腺ホルモン」。適度に分泌されるという事が重要で、多くても少なくても他の体の機能に悪影響を与えます。卵巣も甲状腺ホルモンの影響を受けます。このホルモンが過剰でも少なくても生理不順が起こります。

【日常生活の乱れ】
睡眠不足・栄養不足・偏った食事・運動不足、体の冷えなどといったものが、体の中でバランスよくホルモンの分泌をしているものを乱します。日常生活の乱れがいつくも積み重なって生理不順が起こります。

 

生理不順の治療法・対策は?


生理不順はホルモンバランスの乱れによって起こりますが、ホルモンのアンバランスを引き起こすのは日常の生活習慣によるところが大きく影響しています。生理不順かも?と思ったら、まず日常の生活を見直す事が大切かもしれません。

ストレスが大きくかかっているなら、解消法を見つけましょう。例えばヨガやウオーキングなどの運動を取り入れたり、過度なダイエットをしない、質のいい睡眠が出来るよう環境を整える、栄養のバランスが取れた食事を意識する、体を冷やさないよう意識するなど、基本的な対策をしっかりととっていくことが大切です。

 

生理不順の原因は色々な要因が重なっている場合はほとんどです。原因不明の場合もありますが、自身の生活で思い当たる事があれば見直しながら改善してみる事が大事です。「いつか治るだろう」と楽観的にとらえず気がついたら元の生理周期に戻す努力が必要です。

 

生活習慣を含め、体質改善を望むなら鍼灸の扉を開いてみてはいかがですか?

 

鍼灸サロンLeClaire(ルクレア)
院長 矢嶋エミ

 

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