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不妊鍼灸|妊活中や妊娠中のカフェイン

 

妊活中や妊娠中のコーヒーがNGなのは有名ですね。カフェインが悪いという事は緑茶や紅茶も同様です。
ランチタイムや休日に紅茶やコーヒーを飲みながら楽しいトークしたり、休日の読書のお伴に飲むコーヒーは格別です。
様々な場面で口にする事が多いカフェイン。
今回は妊活とカフェインで考えてみました。

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妊活の悪魔のように言われるカフェインですが、私が大好きなコーヒーにはいい効果もたくさんあります。

1.血糖値の上昇を緩やかにする。
2.便通が良くなる
3.集中力が上がる
4.女性ホルモンが増えシミが減る、肌が綺麗になる
5.ポリフェノールにより抗酸化・抗がん作用がある
(女性ホルモンをコントロールする力があり、特に子宮ガンに良いという報告も)

1日に3杯以上飲む女性は、ほとんどコーヒーを飲まない人に比べて子宮体癌になる危険が約6割も低いと厚生労働省研究班から発表されているほど。

素晴らしい効果ばかりのコーヒーですが、なぜカフェインがダメなのでしょうか?

 

●カフェインが妊婦に悪いと言われる理由

1.身体を冷やす効果がある
2.カフェインが胃液の分泌を促進するため、胃腸が弱ってしまう可能性がある
3.不眠・睡眠障害になる
4.鉄分の吸収を阻害する可能性があるため、貧血や鉄分不足になる
5.利尿作用があるためビタミンやミネラルを排出しすぎる
6.血圧の上昇、血管収縮による血行不良になる可能性がある

妊娠中のお腹の赤ちゃんにも同じ効果をもたらしてしまうので恐ろしいですね。

カフェインの摂取量が1日150mg未満の妊婦さんと300mg以上摂取する妊婦さんを比べたところ流産の危険性が2倍にもなるという結果があります。また1日に8杯以上のコーヒーは死産のリスクを高めてしまうというデーターもあります。

コーヒーには鉄分の吸収を阻害してしまう事からお腹の赤ちゃんが栄養不足となってしまいます。特に妊娠中は鉄分が不足しがちですのでコーヒーによる吸収不良は考えなければなりませんね。

とはいえ、1日に1杯程度であれば飲んでも問題ないと言われているので私のようなコーヒーが好きでたまらないと言う人は1杯程度で抑えましょう。

 

●妊活中の方にとってカフェインがどのような影響があるか?

2008年アメリカのバルセロナな行われた学会での報告によると「1日に4杯以上コーヒーを飲む人は、妊娠率が26%低下」するという事が分かったそうです。

カフェインは腎臓の上にある副腎髄質からカテコールアミンという神経ホルモンの分泌を促進する働きがあるようです。このカテコールアミンはアドレナリンなどともいわれ、分かりやすくお伝えするとカテコールアミン=抗ストレスホルモン、イライラしたり不安になったり、ストレスを感じても分泌されます。

という事は、コーヒーを飲まなくても毎日不安やストレス、心配事を常に考えていると、コーヒーをたくさん飲んでいる人と同じ働きが身体の中で起こってしまっているかも知れません。

妊娠中はストレスを抱えないように上手に発散することがカフェインを気にする事よりも実はとても大切なんではないかと思います。

 

最後に、
●カフェインが妊活によくないと言われる理由

1.血行が悪くなり体温が低くなる
2.胎盤に栄養が十分にいかない可能性がある
3.ミネラルやカルシウム、鉄分が不足する
4.血行不良による着床・排卵の妨げとなる可能性がある
5.血行不良による流産

※カフェインが多い飲み物の順位
1位 コーヒー
2位 インスタントコーヒー
3位 紅茶
4位 コーラ
5位 煎茶・ウーロン茶
6位 インスタント紅茶
7位 ココア

麦茶やルイボスティー、たんぽぽコーヒーなどはカフェインが入っていませんので、気にしてこれらを手に取るように心がけてもいいかもしれません。

水分を飲む事は生きる事です。
その事にストレスとなってしまうならば、週に1回はスタバのコーヒーを飲むとか、すこし楽しみながら妊活してほしいと私は思っています。
何事もですがストレスと感じないよう心に潤いを持ってたくさんの選択肢から納得のいく1つを選んでいきましょう。

 

高崎鍼灸サロンLeClaire(ルクレア)
院長 矢嶋エミ

 

 

 

 

 

 

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