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美容鍼灸|「たるみ」はどうケアしたらよいの? 原因と東洋医学的改善方法

 

年齢と衰えを感じさせる「たるみ」どうやってケアをすればいいの?

しみ、しわに加えて年齢を重ねるとともに気になるのが「たるみ」です。鏡の前で、下がってしまった肌を見ながら深いため息をつく方も多いでしょう。今よりもたるんでしまう前にケアして若い肌を保つよう心がけましょう。

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たるみの原因


肌のたるみはなぜ起こるのでしょう。

皮膚は、表皮・真皮・皮下組織の3層からできており、その下に脂肪組織と筋肉があります。若い人の肌は、みずみずしく弾力があります。これは皮膚の内部で細胞分裂が盛んに行われ、新陳代謝を繰り返すことで柔軟性・弾力性のある肌が保たれているからです。しかし、それも20歳を過ぎた頃からその働きが衰え始め、だんだん柔軟性が失われていきます。

特に、真皮を支える役割を果たす線維成分であるコラーゲンとエラスチンが緩んでしまうのがたるみの主な原因。たんぱく質からできていて、真皮の75%をしめ、真皮を支える役割を果たすコラーゲン繊維を鉄骨と例えるならば、そのコラーゲン繊維のジョイント部分がエラスチンです。どちらも年齢と共に減少し、切れたり、細くなったりするので、真皮を支えられなくなるのです。

皮膚年齢と共に緩んでくるコラーゲン繊維

コラーゲン&エラスチンは、赤ちゃんの頃は竹かごのように目が詰まった状態ですが、年齢を重ねるとエラスチンが切れてコラーゲンが伸びてしまい、ワイヤーバッグに荷物を入れた時にビヨンと伸びてしまったようなイメージでしょうか。

この2つの繊維を破壊する主な原因としては紫外線が挙げられます(日光変性といいます)。紫外線を浴びることにより、皮膚にシワができやすくなり、たるみが起こります。

 

東洋医学から診る「たるみ」


●腎気虚(じんききょ)タイプ
特徴:顔のたるみ・目の周りのむくみ・肌のきめが粗い

このタイプは、加齢により、腎(じん)の気(=エネルギー)が弱まることが原因で起こります。
腎(じん)とは、からだの成長・発育させる働きがあるもので、この働きは年齢とともに弱まる傾向があります。そのため、老化現象として顔のたるみやむくみ、肌のきめの粗さなどが現れていきます。
また、身体面では腰や膝の弱まりや冷え、手・足先の冷えなどの症状も伴ってみられます。

 

●脾胃虚弱(ひいきょじゃく)タイプ
特徴:顔のたるみ・まぶたのむくみ・顔色は黄色っぽくてツヤがない

このタイプは、不規則な食生活や偏食などにより、食物を消化・吸収する脾(ひ)の力が弱まったことが原因で起こります。
脾(ひ)の働きが弱まると、食物から摂取した栄養を全身に巡らせる気・血(けつ)の流れが停滞してしまい、栄養がすみずみまで行き渡らなくなってしまいます。その結果、肌の健康状態が悪くなり、たるみやむくみ、ツヤの悪さなどが目立ってきてしまします。
 また、身体面では全身の倦怠感や重だるさ、疲労感などが伴うのも特徴
です

 

簡単ツボ押しケア


腎気虚(じんききょ)→弱ってしまった気を補う
湧泉(ゆうせん)、腎兪(じんゆ)、三陰交(さんいんこう)

 

●脾胃虚弱(ひいきょじゃく)→弱まった脾の働きを高め、気や血の流れを促します。
足三里(あしさんり)、三陰交(さんいんこう)、陰陵泉(いんりょうせん)

 

★代表的な三陰交(さんいんこう)の見つけ方
足の内くるぶしから指4本分くらい上の、すねの骨の内側のくぼみにあるツボ。こちらを押す事で刺激を与えてもいいですし、お灸で温めることも効果的です。

 

今回ご紹介した三陰交は代表的なツボで女性疾患にも効果があるツボです。見つけ方など不明な事などございましたらご相談ください。

 

高崎鍼灸サロンLeClaire(ルクレア)
院長 矢嶋エミ

 

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