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不妊鍼灸|抗ミュラー管ホルモン、AMH検査って?

 

AMH検査という言葉を聞いたことがありますか?AMH検査=抗ミュラー管ホルモン検査ともいわれます。卵巣の状態を知る上で重要なホルモンです。これは数値として検査結果が出ますが検査値が正常値よりも低い・高い場合にはどのような影響があるのかをまとめてみました。

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●抗ミュラー管ホルモンとは?
発育過程の卵胞から分泌されるホルモンで別名でAMH(アンチミュラーリアンホルモン)といいます。女性は生まれた時から原始卵胞と呼ばれる卵胞の元になる細胞をもっています。原始卵胞が女性ホルモンの影響を受けて成長すると卵子を排卵することが出来るようになります。この原始卵胞から排卵する細胞へと成長する過程で抗ミュラー管ホルモンが分泌されているというわけです。

 

●抗ミュラー管ホルモン数値と検査方法や費用
抗ミュラー管ホルモンは血液検査で測定ができAMH値で表します。AMHは成長している卵胞から分泌されるので、数値が高いほどたくさんの卵胞が存在していると推測します。卵胞の数がどのくらいあるのかがわかる事で今後の治療の方針を考える参考になります。
AMH数値は月経周期に関係なく、いつでも検査をする事が可能。
金額は保険適応外(自費診療)となるためだいたい平均6,000円前後です。

 

●抗ミュラー管ホルモンの基準数値との比較
実は明確な基準値がありません。数値が高いか低いかを判断するのではなく、年齢と数値を考えながら判断されます。
数値が低い場合には卵胞の数が減っているので不妊治療の計画を変更修正する判断材料になりますが「AMH数値が低い=妊娠が出来ない」わけではありません。数値が低くても卵子の質が良ければ妊娠の可能性は十分にあります。AMHはあくまでも卵巣内の卵胞数がどのくらいなのかを知るための手段だとお考えください。また、数値が年齢の基準よりも高いと判断された場合「多嚢胞性卵巣症候群」の可能性が高いと判断されることもあります。

抗ミュラー管ホルモン数値を知ることは妊娠率を判断する為ではなく、今後の治療方法をどのように選んで選択していくかという参考資料の1つとお考えください。不妊専門クリニックや病院では初めにこの検査が組み込まれているところも多いと思います。身体を知り担当医とともに治療方法を適切に選択していくためのです。妊娠に至る手段は幾通りもあります。しっかりその日の為の準備をしておくことが大切です。

 

高崎鍼灸サロンLeClaire(ルクレア)
院長 矢嶋エミ

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