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マタニティ鍼灸|臍帯血のこと知っていますか?

私自身もまだこの分野に関して知識が豊富ではないのですが、知るきっかけとなったのは鍼灸学校の同期が夏に出産し、その時に「臍帯血」のことを聞いたと。そんなタイミングで先日佐藤病院へ見学に行った際に臍帯血のパンフレット発見して再生医療という分野で興味深かったので今回はそのパンフレットをもとにここで紹介していきたいと思います。

 

■臍帯血の可能性について
1982年京都大学の中畑教授が臍帯血の中に幹細胞があることを発見。それまで廃棄されていた臍帯血が新しい治療の材料として注目されることになります。

日本で初めて臍帯血移植が行われることとなった「白血病の少年」それから20年が経ちます。かつては不治の病とされていた病がこの臍帯血で克服できるようになってきた現実。今後ますます注目されるだろう「臍帯血の保存」

 

■臍帯血とは?
臍帯血は、へその緒にある赤ちゃんの血液です。今までは分娩後へその緒と一緒に廃棄されていたが、中畑教授の研究によって幹細胞(かんさいぼう)と呼ばれる特別な細胞が含まれていることがわかり、研究によって難治治療への応用が可能として冷凍保存する選択肢が生まれました。

 

■幹細胞とは?
私たち人間の体には40〜60兆もの細胞で構成されています。それらの細胞の種と呼ばれるのが「幹細胞」です。今までの研究でこの幹細胞が単に血液を作るだけではなく体の組織や内臓、心臓や神経などを作る種ががあることがわかってきています。

 

■なぜ「臍帯血」が治療に役立つのか
今現在の日本で臍帯血移植として実績が高いのは「血液疾患」への治療です。例えば白血病や悪性リンパ腫などの血液のガンと言われる病で、これは血液の元となる造血幹細胞がガン化する病です。

血液疾患への臍帯血移植は「ガン化した血液細胞を正常な造血幹細胞へ置き換える」という治療だそうです。よく耳にする抗がん剤治療でガンと血液細胞を破壊してから、健康な造血幹細胞(血液を作る種)を移植するというもの。移植された造血幹細胞は患者さんの体内で新しい血液を作り出すという活動をしてくれます。

造血幹細胞を移植する治療が役立つ病気には、急性白血病、慢性骨髄性白血病、骨髄異形成症候群、再生不良性貧血、悪性リンパ腫、多発性骨髄腫、血色素異常症、先天性免疫不全、先天性代謝異常など約50種類があります。

ただ、どれも現在はまだ研究段階で、赤ちゃんが大人になったころに実現しているかどうかは誰にもわかりません。

そして、失われた体の組織を作り出すことを「再生医療」と言いますが、臍帯血を使った再生医療の研究は世界中で進められています。現段階ではできるかもしれないしできないかもしれないと言うほかありません。

 

■なぜ今、臍帯血を冷凍保存するのか?
今現在研究中の臍帯血をなぜ冷凍保存するのか?という疑問が湧くかと思います。その理由は将来、子供がかかるかもしれない病が臍帯血で治療できる日が来るかもしれないということ。そして臍帯血を保存する最大の理由は「拒絶反応が少ない」ということだと言われています。

 

話は変わりますが、初めての子度を出産してほとんどのお母さんがすぐ二人目を考える理由があります。それは今出産した赤ちゃんの将来を考えての選択なんだと思います。父や母は赤ちゃんの成長とともに年齢を重ねていきます。そんな時に兄弟・姉妹という強い絆を残してあげたいと思うのではないかと。

 

最先端医療ですが、まだまだ研究が必要な分野ですからしっかりとした知識のある人から情報を得るようにしてください。

 

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