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マタニティ鍼灸|お腹の赤ちゃんのベッド「羊水」について
妊娠して赤ちゃんがすくすくと育つ場所である子宮には羊水があります。この羊水について少しかいてみたいと思います。
赤ちゃんは羊水の中で浮遊し成長していきます。羊水自体は無色透明で弱アルカリと言われ、妊娠の継続、進行とともにお腹の羊水の量は増え続けていきます。妊娠32週頃をピークとして、この後は徐々に減少していき、妊娠後期にはやく500mlくらいでペットボトル1本分くらいです。
羊水は絶えず入れ替わり、産生と吸収を繰り返します。この羊水のほとんどはお腹にいる赤ちゃんの尿由来と言われ、約20%は卵膜や胎盤から分泌されるといいます。
羊水は外からの衝撃を軽減する働きの他、赤ちゃんがのびのびと運動しやすくしてあげたり、それによって手や足の発育をよくします。
さらに出産の際に産道を胎児が通りやすくするための潤滑油の役目もありますし、外気温や母体の温度が直接赤ちゃんに影響が及ばないように、体温を一定に保つ働きもあります。
女性のカラダや妊婦さんのカラダは本当に機能的で柔軟で逞しく、美しいと思わせてくれます。
■正常の羊水量の推移
■羊水のは何でできているの?
羊水にはお腹の赤ちゃんの発育を促す物質が含まれているだけではなく、強力な保湿作用のあるヒアロルン酸が豊富に含まれていて、肌の潤いを保つ働きがあるので赤ちゃんがしっとりと肌を保つように守ってくれています。
■羊水過多や過少について
⚫︎ 羊水が800mlを超えた場合は羊水過多となります。
羊水が多すぎるということは赤ちゃんが羊水を飲んで吸収する量が低下していると考えるようです。または、尿として出す量が上回ってると考えますので原因の解析が必要となります。赤ちゃんの消化器系や脳神経系の異常なども考えられ「お腹がよく張る」「呼吸が苦しい」「足の浮腫みがひどい」などといった症状が伴う場合には、切迫流産の可能性もあるということですので注意が必要になります。
⚫︎ 羊水が100ml以下の場合は羊水過少となります。
羊水過少の原因の約半分は、37週未満に起こる前期破水によるものです。羊水量が少ないということは赤ちゃんを守るクッションが減って、臍帯が圧迫されやすく赤ちゃんにも負担がかかるようになります。破水の時期にもよりますが、肺機能の発育もうまくいかないこともあり、生死に関わる重大なSOSです。その原因として腎機能・尿路機能の異常や胎盤の機能低下などによって赤ちゃんが十分な尿を羊水として産生できていないことがあります。
ルクレアは赤ちゃんを望む女性の為の鍼灸院です。
妊活をしていく中で思う様な結果が出ないなど、一人で悩まずに一緒に妊娠への道を歩んでみませんか?
・基礎体温が安定しない方
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一緒に妊娠・出産への近道を進みましょう。
✳︎ルクレア 来院者地域✳︎
高崎市、前橋市、伊勢崎市、太田市、榛東村、伊香保町、沼田市、栃木県、埼玉県本庄市、上里町、熊谷市など
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