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美容鍼灸|オーガニックコスメを選ぶときの注意点
最近、オーガニックコスメを使う方が増えてきていますが、その理由は「肌にいいから」「環境に優しい」として選ばれる方が多い基礎化粧品。
市販の化粧品では「肌がピリピリして」と行き着いた方も多くいらっしゃるのではないでしょうか?オーガニック製品で国産と聞いたらなんだか「肌にも環境にも良さそう」と思うかもしれませんが、実は国内においてオーガニックと表示するのに規定があるわけではありません。例えば、オーガニックとして販売するのに化粧品に含まれる成分でたった一つのオーガニック成分を用いただけでも「オーガニック」として販売ができてしまうのが日本の市場なのです。
■今、オーガニックが選ばれる理由
通常の化粧品には人工的な成分が含まれています。その一つに「合成界面活性剤」「合成ポリマー」など。
合成界面活性剤は食器用洗剤などに含まれていますが、肌の表面のバリアを溶かしてしまい、乾燥肌、シミ、しわの原因になります。
■日本と海外のオーガニックコスメ事情
日本には、化粧品に薬事法という規定はあっても、“オーガニックコスメ”と表示するための規定は残念ながらありません。無農薬方法で栽培された成分を1%使っているだけで、“オーガニックコスメ”と表示しているものが数多くあるそうです。中には、合成界面活性剤と呼ばれる石油由来成分がたっぷり含まれ、肌を傷つける危険なものまで。肌に、環境に優しいものが良いと思い、オーガニックコスメと表示されているものを買っても、実は、環境にも肌にも悪いものが数多く存在しているかもしれません。
欧米諸国ではオーガニックコスメと表示するために規定があります。それかオーガニック認定団体です。この分野においては欧米の製品の方が厳しい目でチェックされているのでしょう。国産は信用できると思いがちですが規定がないとなってしまうと無法地帯。肌に優しいからと思いながらも肌荒れを起こしてしまっている場合は成分表をしっかりチェックする必要があるかもしれませんね。
■化粧品に含まれる特徴的な化学物質
まずは、「界面活性剤」
「水」と「油」のように、本来は混ざり合わない物を混ぜ合わせるために使うもので、化粧水や乳液やクリームなどに使用されています。
お肌には外からの刺激から肌をまもり、異物の侵入を防ぐため、「皮脂膜」と「角質層」が【バリア機能】を果たしています。
このバリア機能が破壊されると、お肌が乾燥し、敏感になり、様々な肌トラブルの原因になってしまいます。
そんな大事な肌バリアを「ゆるめて、溶かし出してしまう」性質が強いため、合成界面活性剤はお肌によくないと言われています。
続いて、「合成ポリマー」
肌をぷるぷるに潤ったように錯覚させるために配合された成分。
合成ポリマーは、紙おむつなどに使われていて、水分をいっぱい含むことができる「高分子樹脂」でサランラップと同じ物質だそうです。
ですから、合成ポリマーを含む化粧品を使うと、肌に「ビニール」がはられ、ツルツルしたように感じ、おむつ同様に水分をたくさん抱え込むことができるので合成界面活性剤により、肌バリアが壊された皮膚に水を抱え込んだ異物が入り込み、一時的に肌がふっくらし、シワが消えたように感じられるのです。
その名の通り、合成ポリマーは人体では考えられない異物です。
肌が本当にうるおい、油分に守られている訳ではないのでどんどん肌がもろくなり、化粧品に依存する肌になってしまいます。
肌にビニールの膜を張られることで、美肌のために働く肌の常在菌が住めなくなってしまいます。
美肌を維持するためには肌に必要な良質な皮脂をつくり、悪い菌から肌を守る常在菌が必要ですが、この化学物質を使用し続けると常在菌の活動が低下して、肌が敏感、乾燥しやすくなってしまいます。
オーガニックコスメを選ぶ際には、きちんと成分表をチェックしましょう。または、海外の製品に目を向けて取り入れることも視野に入れるといいかもしれません。
早くにこの悪循環から解放されてまずは1年後、5年後、そして10年先の美肌を手に入れる努力を今からしていきましょう!
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