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不妊鍼灸|不妊治療で使う「排卵誘発剤」は飲み薬から注射まで
先日、日本国内における体外受精で生まれた赤ちゃんが過去最高の4万7000人に達しましたというニュースをお伝えしましたが「新生児の21人に1人」という計算です。
人工授精の歴史は60年前から、それに比べて体外受精は30年あまり。初めの頃の体外受精で生まれた新生児は今現在働き盛りの30代となります。体外受精はまだ、歴史が浅いように感じますが医療の現場は日々進化していて、不妊治療を専門としているクリニックの先生方は学会へ参加して症例を学び、現場で活用していると患者様からよく聞きます。
実は体外受精の実施方法について医師のガイドラインはなく、実際にどのように行われているかは施設や先生の考え方や方針によってバラバラというのが現状。
数あるクリニックの中でどこの病院が自分に合っているのか?を相談に来る方も最近は多く、体外受精の相談にいらっしゃる方も増えてきました。
いざ体外受精を受けるとなった場合には、まずは採卵からスタート。この時に薬を使わない場合と、薬で刺激してできるだけ多くの卵子を採卵するという2つの方法パターンがあります。
最近ではネットでの書き込みを読んで「飲み薬は作用が緩やかで体に優しい」「注射は副作用が強くて大変」ということを耳にする機会があります。私が現場に出ていて感じることは「タイミング療法」「人工授精」の場合には「飲み薬」が処方されることが多いように感じていて、体外受精で採卵となった時にはでできるだけ多くの卵子をという場合には「注射」。ただし必ずしもこの方法が正しいという事ではなく、人それぞれ状況が違うということは知ってほしいと思っています。
■採卵できる卵子が多いいと妊娠しやすい??!
採卵できる卵子の数が多いほど採卵あたりの妊娠率が高まることは既に証明されています。
15個から25個を越えると妊娠率が低下し始め、採卵の数が多くなれば卵巣も大きく腫れます。もしかしたら質という部分も低下するのかもしれません。採卵後、子宮の状態や卵巣の状態を確認して受精卵を戻すのか?戻さないのか?を先生方は判断しますが受精卵を凍結して次周期でカラダを整えてから移植と判断することも。
一般的に「体外受精は妊娠率が高い」と言われますが弱い薬で1つから数個程度を採卵する方法では「出産できる卵子」に当たる確率は高くなく、毎月採卵ということをくり返すことにもなりかねません。採卵は体力的にも精神的にも患者様の負担は多く、疲労が溜まったその状態ですぐに受精卵を戻すことはカラダにとって本当に良いことなのでしょうか?と思ってしまう事もあります。飲み薬の副作用の1つとして子宮内膜が薄くなることもあります。
体外受精の大きな点は、カラダとは環境の違う培養液の中で受精させるため受精卵にも少なからずストレスがかかるでしょう。海外の代表的な学会では「赤ちゃん1人を出産するために必要な卵子の数は平均で25個程度、38歳未満の女性に限ると6個〜16個とい結論」と言われています。
■「排卵誘発剤の最大のデメリット」とは?
卵巣刺激症候群という副作用が最大のデメリット。この症状が起きてしまうと卵胞が育ちすぎて卵巣が腫れてしまいます。重症化すると腹水が溜まったり、血液が濃縮したりして危険な状態に陥ることも。
タイミング療法や人工授精と比べると体外受精はハードルが高いですが、卵子を取り出してみたことで知ることもあると思います。理由がわかれば対処方法も考えることができます。
担当の先生とのコミュニケーションを密に取り、納得いく方法をその都度選んでほしいと思っています。
ルクレアは赤ちゃんを望む女性の為の鍼灸院です。
妊活をしていく中で思う様な結果が出ないなど、一人で悩まずに一緒に妊娠への道を歩んでみませんか。
・基礎体温が安定しない方
・体外受精に向けて採卵がある
・凍結胚を移植する予定がある
・体質改善を望まれる方
など一度ご相談ください。
一緒に妊娠・出産への近道を進みましょう。
高崎鍼灸salonルクレア
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