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不妊鍼灸|妊娠前に「万全な貧血対策を」
貧血の基礎知識
女性は生理のたびにたくさんの出血を伴いますので、貧血傾向になりやすいと言えます。妊娠を望む女性にとって、一番最初に見直しして欲しいのが「貧血」です。
貧血といえば、
一般的に言われるのは「立ちくらみ」「めまい」が代表的ですが、この症状が現れた時には貧血の症状がかなり進んでしまっている段階かもしれません。
その前に気がつくことができれば対処の方法も様々です。例えばこのようなことはないでしょうか?
1.爪が脆い
2.顔色が悪い
3.疲れやすい
4.頭痛や生理痛が気になる
妊娠前に貧血を自覚している女性は全体の44%と意外と高い数値。そのままの状況で妊娠をしてしまうと赤ちゃんへの栄養や酸素の供給が弱くなる可能性も出てきます。妊娠中は胎盤を通して血液を運ぶ必要量が安定期を過ぎた頃からその量は約倍と言われていて、もともと貧血症状があった場合にはママの血液は薄まる傾向になってしまいます。
実際に妊娠中のママが貧血と診断される割合は全体の8割にも及び、そのうち77%の女性は鉄剤を処方されています。この鉄剤で貧血症状を改善していこうとしますが、実際に効果があったと答えている方はわずか9%と非常に少ない結果となっています。
当院でも貧血と診断され鉄剤を服用している妊婦さんがほとんどですが、鉄剤には副作用が伴います。患者様から頂戴した意見では「胃がキリキリする」「気持ちが悪い日がよくある」「便秘になってしましった」などのお声をいただきます。
実は、
妊娠前に調べて欲しいと思うのは「フェチリン(貯蔵鉄)」です。
Q.フェチリンとは?
A.血液中のヘモグロビンではなく、貯蔵鉄のことです。
貧血の検査では一般的にヘモグロビンの数値を測りますが、実はヘモグロビンは常に一定の濃度を保たれるようにフェチリン(貯蔵鉄)から補われています。フェチリンは20ng/ml以下が重篤な鉄欠乏性貧血と考えられています。特に妊娠中はこのフェチリンが減少するため、鉄分の摂取が求められるわけです。
★フェチリンが高い人
妊娠前からフェチリンの数値が高い人は妊娠中に大幅に減少しても出産を機に回復傾向にあります。産後は卒乳するまで月経は止まったままですので、改善されやす傾向にあります。
★フェチリンが低い人
妊娠前からフェチリンが低値のの人は妊娠中にさらにフェチリンが減少し、産後も回復しにくい傾向に。貧血は疲労や頭痛、立ちくらみやめまいなど慢性的な体のだるさに繋がります。
■貧血はどうしたら改善できますか
鉄剤やサプリメント、漢方など色々なものを飲んでいる方がほとんどです。私からの提案ですが日々の食事で改善を試みてはいかがでしょうか?
例えば「ほうれん草」は鉄を多く含んでいることは有名ですよね。でも実は鉄には種類があって、カラダに吸収する率が違うのです。
1.非ヘム鉄 (吸収率が低い)
植物性食品に含まれる非ヘム鉄は吸収率が低く、お茶の成分である「タンニン」が吸収を阻害します。
・植物性に含まれる鉄分
・吸収率は3%〜5%と低い
・お茶の成分である「タンニン」が吸収を阻害
・ビタミンCやラクトフェリンで吸収率UP
2.ヘム鉄(吸収率が高い)
・動物性食品に含まれる鉄分
・吸収率が25%と高い
・お茶の成分「タンニン」の影響を受けない
*注意*
動物性食品の代表格である「レバー」は注意が必要です。ビタミンAを多く含む食品は妊婦さんが過剰に摂取することで奇形のリスクが高まることが報告されています。鉄を多く含むレバーはヘム鉄を効果的に摂取できますが、実はビタミンAの含有量も多く、妊婦さんが多く食べることはオススメできません。ビタミンAは脂溶性ビタミンのため蓄積ができるため、過剰症になる可能性がありますので注意が必要です。
お灸も増血作用があると報告されています。食品やサプリメントで改善しない貧血も東洋医学で体から変えてみませんか?実際に患者様でも多くの方が貧血に悩まれていますが、お灸を取り入れて今では順調に妊娠を継続しています。
ルクレアは赤ちゃんを望む女性の為の鍼灸salonです。
妊活をしていく中で思う様な結果が出ないなど、一人で悩まずに一緒に妊娠への道を歩んでいく鍼灸salonです。
基礎体温が安定しない方、
体外受精に向けて採卵がある、
凍結胚を移植する予定がある、
体質改善を望まれる方、ぜひ一度ご相談ください。
一緒に妊娠への近道を進みましょう。
高崎鍼灸salonルクレア
電話:027-388-1028
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