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不妊鍼灸|不妊治療中のプチ鬱は心の冷えとストレス増加
不妊治療でプチうつ(軽いうつ状態)になる人が増えています。
不妊治療には少なからずストレスがかかりますし、実際ほとんどの人が不妊治療中に何らかのストレスを感じています。
先の見えない治療、周囲の人々の何気ないひとこと、友人や知人の妊娠報告など…
友人の妊娠・出産に喜びもある反面“なぜ自分だけ・・・・?”そんな気持ちになるのも無理のないことです。そのモヤモヤが治療に影響してしまう前に心と体をリセットしましょう。
■不妊治療中は自分と向き合うチャンス
不妊とは「妊娠できない状況ではなく、妊娠出産するためのカラダの準備が整っていない状況」と考えましょう。色々なことに悩みながらも前に進もうとする自分を褒めてあげましょう。悩みがまったくない人生はないのですから。
不妊治療中の時期「今」という時間を楽しむように心がけてください。妻として、母として、そして女性として、一回りもふた回りも素敵な女性になる大きなチャンスです。心と身体と家庭、温かい巣づくりの準備ができれば、必ず赤ちゃんはやってきます。
鳥たちがこつこつとわらを運んで巣づくりするように、できる事からあせらずにやっていきましょう。
■心の冷えが不妊の原因になります
自分の友人や親戚など、まわりに赤ちゃんができる、「あなたはまだ?」などと聞かれることに少しストレスを感じながら無理に笑顔で振舞う。
不妊専門病院に行くと不妊症といわれる・・・・
ああ、やっぱり私、不妊症なんだ・・・・と自分でも思い込んでしまう。
でも待ってください。
不妊症というのは、赤ちゃんができないというわけではありません。
いま少しできにくい状態にあるだけです。
やっぱり不妊症なんだ、赤ちゃんできないかも知れない…
問題なのは“不妊症”といわれるからだの状態ではなく、このように心が固まってしまうこと。
これが心の冷えとなって、悪循環を起こしてしまいます。
■心の治療が不妊症から脱出する鍵
人間はもともとよいことよりも悪いことに敏感に反応してしまいます。
それは動物のもつ防衛本能であり、ある意味では生きていく上に大切なことなのかも知れません。
でも、人間は動物よりも高度な精神作用をもっているので、それがこうじると今度は“悪いことがおこるんじゃないか、ダメなんじゃないか”という気持ちに心が支配されます。
そうすると心が固く冷え込んで、身体にも影響が出ます。このことは治療現場でも患者様に伝えています。またダメなんじゃないかと思うことで脳から指令が行きます。マイナスのイメージがその後の人生を創ってしまうのです。
悪いイメージが心を支配し始めたら、少し深呼吸、そしてその思いをいったん止めて、前向きな気持ちと言葉、行動を出していきましょう。
これは意外と訓練でできることですよ。
妊活という言葉が最近では支流になってきています。
妊活とは、「妊娠についての正しい知識をつけ、自分の体の状態を把握し、妊娠するために前向きに活動すること。将来、自然に妊娠しやすくするための体作りや生活スタイルを整えること」です。妊娠を希望している女性だけでなく、今は妊娠を希望していないけれど将来的にしたい女性や、協力するパートナーの男性も対象に含まれます。
妊娠・出産は一人ではできません、夫婦で力を合わせて妊活していくことで、この世に赤ちゃんが生まれたときに二人で感動し、赤ちゃんが生まれてきてくれたことに感謝することになると思いますよ。
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