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美容鍼灸|紫外線対策を始めるタイミングと日焼け止め

 

いよいよ夏も本番を迎え、紫外線対策はより一層にケアが必要になってきます。特に色白さんはメラニン色素を肌の内部には持っていないため、太陽に光に当たる事で作られます。きちんとケアしてあげないとシミの原因となります。ここで今一度、紫外線対策について考えていきましょう。

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■紫外線による「光老化」の実態


「光老化」という言葉を知っていますか?
言葉の通り「光老化」とは、長い期間日光の中の紫外線に当たり続けることで、顔や首の皮膚にみられるシミ、シワ、たるみなどの変化を指します。紫外線は、肌に最も悪い影響を及ぼす原因となるのです。

夏になると、日焼け止めで紫外線対策を行う方が増えますが、実は夏の間だけでは「光老化」は防げません。紫外線の本当の怖さは浴びてすぐ起こるサンバーンではなく、徐々に蓄積されてくる「光老化」なのです。そのため、1年中の紫外線対策が大切になってきます。

例えば、紫外線の当たりやすい顔と、当たらない場所を比較してみて下さい。太ももの内側やお尻などほとんど紫外線に当らない部分は、若い人も年を重ねた人もさほど変わらない状態です。紫外線がどんなに肌にダメージを与えているかが分かりますね。

 

■紫外線対策はいつから始めたらよいの?


紫外線対策と言ったらもう一年中、対策をとった方が良いかもしれませんね。一年中日焼け止めを塗っている方がもう殆どではないでしょうか?特に、化粧下地にはSPFと書かれているものばかりなので、当たり前に対策はしています。ただ夏の紫外線は特別なので、この時期にはSPFの高い数値のものを使うようにしてください。ただ、肌の負担が増えるのでTPOに合わせて使い分けると良いでしょう。海に行く時にはSPFの高いものを、一日中家の中にいる場合にはそんなに高い数値のものは必要ないですよね。

 

■PAやSPFっていったい?


日焼け止めにはPA+やSPF30などの表記があります。何となくPAは+が多く、SPFは数字が大きい方が効果的なのは分かりますが、正確に言えばPAはUV-Aに、SPFはUV-Bにどのくらい効くかを表しています。

UV-Aとは波長の長い紫外線のことで、皮膚の奥まで届くためお肌の老化を促進することになります。UV-Bとは波長の短い紫外線のことで、真皮層までは到達しませんが、サンバーン(お肌が赤くなる日焼け)の原因となって炎症や皮膚がん、シミの原因となります。

各数値の目安としては以下の通りとなります。

⚫︎PA+ / SPF10 :日常生活において紫外線予防となる程度と言われる数値
⚫︎PA++ / SPF20 :野外でのスポーツやハイキングなどで紫外線を予防できると言われる数値
⚫︎PA+++ / SPF30~ :炎天下のスポーツや海やプール、スキー、登山などで紫外線を予防できると言われる数値

 

 

■UV-Aが引き起こす「シワやたるみ」


皮膚に影響する紫外線にはUV-AとUV-Bの2種類があり、とくにUV-Aを浴びないことが大切。生活紫外線とも呼ばれ急激に肌に影響は与えませんが、浴び続けるとじわじわと影響が出てくる恐ろしい存在です。

UV-Aは、紫外線の中でも波長が長いので肌の奥深く、真皮層まで届いてしまいます。ハリ・弾力を支えるコラーゲンやエラスチンなどをつくり出す細胞を傷つけ、深いシワやたるみの原因に。

年間を通してある程度の量が降り注ぎ、雨や曇りの日でもゼロにならないため、油断できません。窓ガラスを通り抜けるため、外出時だけでなく窓際に長くいる際は要注意です。

 

■UV-Bが引き起こす「シミやそばかす」


炎症や日焼けなどの急性反応を起こさせるUV-B。UV-Bは波長が短いため真皮層までは到達しません。だからと言って悪影響を与えないかと言うとそうではなく、肌の表皮にあるメラニン細胞を活性化させて多量のメラニンを生成し日焼け(サンバーン)の原因となります。メラノサイトが活性化することでシミを作り出し、皮膚ガンを引き起こします。

 

実は、忘れがちなのが家の中にいる時のUVケア。窓際はUV-Aが入ってくるのでUVケアを行いましょう。夏本番の今は顔だけではなく、首・デコルテ・腕・肩・脚・足の甲にもUVケアを行い、併せて日傘も使用すると良いと思います。

 

 

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