LeClaire(ルクレア)

Blog

見出しの蝶

不妊鍼灸|妊活をする前に「乳がん検診」を勧める理由

 

乳がんは女性の罹患率・死亡率ともに非常に高い病気のひとつです。検診に行った方が良いとはわかっていても、なかなか重い腰が上がらないという方も多いのではないでしょうか。最近、TVなどで有名な女性が乳がんに罹患していると発表しています。そして、若い方がなると進行スピードが速くなるという現実も。まだ、乳がん検診に行ったことがない方でも検診の内容を書いていきます。読んでいただければ「何をされるのか分からない不安」が消え、少しでも多くの方々が検診に行く一歩となれば幸いです。

01_pink-ribbon

■乳がんの検査方法について


検診にはいくつか方法があります。私が実際に通院しているクリニックでは3つの方法でしっかりと診てくれます。

1.触診
まずは視診・触診。目視で「乳房の引き攣れやくぼみが無いか」を確認し、その後直接手でしこりがないか・リンパは腫れていないか・乳頭から血性の分泌物が出ないかを診察します。この際、丁寧に片方ずつ細かく診察してくれます。

 

2.マンモグラフィー検査
乳がんの検査として最初に行う検査(スクリーニング)で、乳房専用のX線検査装置です。乳房を2枚の板で挟んで平たくし、X線を照射することでしこりになる前の小さな乳がんを発見します。画像では、乳がんは白く写し出されます。
マンモグラフィ検査は、乳がんの早期発見に有効。

私の経験で皆さんにお伝えできる事は「生理後」に行かれることを勧めます。特に私の場合は生理前に乳が張っていた時期があり、何も考えずに行ってマンモグラフィーで挟まれた時、激痛に耐えられず発狂しました。たぶんこれが「マンモグラフィーが痛い」と言われる要因。ここで検査技師が痛みに発狂している私をかわいそうと思って手を抜くことはありません。乳がんが見逃されては本末転倒です。私が自分のカラダの体質を良く知り、適切な時期に検診へ行けばいいだけだと思うからです。

 

3.超音波検診
高い周波数の音波を出すことによって、乳房内部の様子を白黒の画像として描出する検査です。
30歳より前の女性は乳腺が発達しており、マンモグラフィでは乳房全体が白く写し出されるため乳がんかどうかの鑑別ができません。このため、30代より前の女性は超音波エコーによる検査が主流となります。ただし、どちらの検査が適しているかには個人差もありますので、医師と相談しながら決めると良いでしょう。

私が通っているクリニックでは上記3つの検査をして、検査結果を元に先生が再度お話をしてくださいます。

 

■乳がん検診にかかる費用


乳がん検診費用は、マンモグラフィや超音波エコーの検査の実施の有無、個人検診、自治体検診によってそれぞれ金額が違います。

40歳未満の女性の場合、自治体による市区町村の検診での費用負担をほとんどしてくれないため、全額自己負担になる可能性が高いです。自分または夫の勤務する企業の健康保険組合の制度に従って受診が可能ですが、その場合も一部あるいは全額自己負担になる可能性があります。

一方、40歳以上の女性は自治体による市区町村の検診が2年に1度実施されているので、それを利用することで0円~3,000円前後と比較的安い値段で検診を受けることができます。

全額自己負担の場合、マンモグラフィ単独では5,000円前後・超音波エコー単独では3,500円前後・両方行った場合は10,000円前後です。これに加え診察代等もかかってくるので、全体で15,000円~20,000で行うことができます。

いずれの場合も、自治体や各医療機関に問い合わせてみると確実です。

 

■乳がん検診はやっぱり痛い


乳がん検診で行われるマンモグラフィ検査について、「痛みを感じるのでは」と不安に思っている方もいる方も多いのではないでしょうか。先にも書きましたが時期を誤ると「激痛」です。マンモグラフィーがなぜ痛いのかはマンモグラフィは2枚の板で乳房が潰れるくらいまで平たくし、検査を行うからです。このため、場合によっては強い痛みを感じることがあります。

特に月経前になると乳房が張るために、より強い痛みを感じることがあります。検査の際には月経前を避けて行くと良いでしょう。それでも不安な場合は、超音波エコーの検査を希望してみてください。

経験したことのない「痛み」を想像すると怖くて行けないとおっしゃる方もいると思いますが、「乳がん」になったら想像を絶する恐怖と痛みに耐えなければありません。

であれば、しっかりと検診をしてほしいと心から願っています。

 

事実私は30歳の時に「乳にしこり」を発見し、ものすごい恐怖を感じました。
初めて「死」を近くに感じたのを今でも思い出します。

その後、現在の先生に出会い、初めて「触診・マンモグラフィー・エコー」と受けました。エコーは、先生の手が止まりサイズを測る時には、その画像を私もしっかりと見つめていました。そして忘れもしない、乳に針を刺し、病理検査。検査の結果は問題なかったのですが「恐怖の2週間」は今でも忘れません。そして、その当時の経験を元に患者様には「乳がん検診」を勧めています。

今では、「先生が行っているクリニックを紹介してほしい」と言われます。私は、信頼のおける先生を皆さんにご紹介させていただいています。皆さんが安心して検診に行ける事で私の経験も役に立つのかな?と思っています。

乳がん検診をしてみたいと思っていらっしゃる方、ご相談ください。

 

高崎鍼灸サロンLeClaire(ルクレア)
院長 矢嶋エミ

Tokyo-tower_pink-ribon

 

 

Release date