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不妊鍼灸|お灸で妊活!まずはここ「腎ケア」 

この章の基本テーマ
【腎・脾・肝を整え妊娠力を高めましょう】

1.元気のもとである腎気を補い、

2.脾胃(胃腸系)を穏やかに整え、

3.肝気に働きかけ気・血の流れをよくし、妊娠力をあげていきましょう。

「東洋医学では子宮を「女子胞(じょしほう)」または「胞宮(ほうきゅう)」と呼び、新しい命を包み込む大事な部分ととらえます」

「肝・腎・脾」の働きは、子宮にも影響し、元気の底力をつけていきます。

 

●腎ケア 妊活に最も重要なポイント


腎気が充実しているのは元気な状態で妊活はまず腎気の充実を一番に考えます。妊娠時の腎の充実はお腹の子供の成長、発育をコントロールし、子供に元気を分け与えるのに必要です。腎気の不足や老化によって、腰痛、疲労、冷え、物忘れや耳鳴りが起きてきます。また腎気を過労で消耗しすぎると寒がりになり、腰痛や足のだるさ、根気がなくなるなどの症状も。腎は「驚・恐」の感情に弱く、また腎が弱まると不安や恐れが生じます。現代人は塩分を取り過ぎる傾向にあり、血が固まりやすく血流が悪くなりがちです。腎に負担をかけるので注意しましょう。

 

腎ツボ ツボの紹介と位置


◆太渓(だいけい)
腎機能を司る陣形の重要なツボ。腎気を攻撃する冷えを改善し、血行にかかわる心機能も高めてくれます。生殖機能にエネルギーを与え、全身の気・血の流れを整え、良質な睡眠と目覚めに役立ちます。

●ツボの位置
アキレス腱と内くるぶしの間にあるくぼみ。内くるぶしの落ち番高いところと同じ高さにあります。くぼみが大きいのでとても分かりやすいツボです。

 

◆湧泉(ゆうせん)
成長・発育・生殖器系や泌尿器系に関連する重要なツボです。生命エネルギーを高め、冷えを改善し、水分代謝を促してくれ、カラダ全体に活力を与えくれます。
「湧泉」とは「気が湧き出る泉」という意味があります。

●ツボの位置
足の裏を三等分し、かかとから3分の2のところ。足の指をぎゅっと縮めたところに出来るくぼみ。

 

◆関元(かんげん)
腸の働きから腎を整えていくツボ。消化吸収能力を高めることは、腎の元気を維持、向上する事に通じます。また、生殖機能に影響を与え、子宮を温め、元気の元となる精や血の流れを整え、活力を生み出します。

●ツボの位置
おへそから治骨の間を5等分して、おへそから5分の3下のところ。

 

この章は3回に分けてお伝えしていきます。
「腎・脾・肝」の働きをお灸の力で補う、整える、鍛える。
次回は「脾のケア」をご紹介いたします。

 

高崎鍼灸サロンLeClaire(ルクレア)
院長 矢嶋エミ

 

 

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