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マタニティ鍼灸|お腹が張るのはなぜ?

 

よく患者さんから「お腹が張るってどういう感じなんですか?」と聞かれます。

妊娠中にお腹が張ると言う方、臨月まで全く感じなかった方など、やはりこちらも人それぞれのようです。ですが、お腹の張りには危険なサインも含まれています。
●なんだかいつもと違うかな?
●頻繁に張っている
●強い痛みがある
このような症状があれば危険なサインです。
今回はお腹の張りの原因や対処法などについてご紹介します。

 

妊娠中にお腹が張る原因とは?


張りの原因は子宮の収縮運動です。赤ちゃんを包んでいる子宮は筋肉でできており、お母さんの体に起こる何らかの緊張や刺激によって子宮も同時に緊張し、固くなる場合があります。

医学的には、この現象を子宮収縮と呼んでいます。

妊娠初期はお腹の張りがあっても心配ないとされ、症状が深刻とされるケースは多くはありません。子宮の収縮運動は自然な反応の一つで、張りが少々強い場合でもリラックスを心がけることで痛みが軽くなる場合が多くあります

また、お腹に皮下脂肪がついている方は張りに気づかない場合もあります。

 

妊娠中にお腹が張り易い行動とタイミング


妊娠中はできる限り安静を心がけましょう。行動のタイミングや頻度によっては、お腹が張る原因にもなります。お腹の張りを生じやすい行動をまとめていますので、参考にしてみてください。

●長時間歩く、立ち仕事を長時間行う
●同じ姿勢で長時間そのままでいる時

「長時間」がポイントです。妊娠中でも、初期から中期は仕事をバリバリこなしているお母さんもいることでしょう。しかし、長時間のデスクワークや外回りでたくさん歩いた時には、お腹が張ってきて痛みを伴う危険があります。
妊娠中は普段より無理をせず、いつもより多めに休息を取るようにしましょう。

●家事や運動をした時
●疲れている時
体を動かしたり、疲れている時もお腹が痛むことがあります。仕事は休めても家事は休めない、と頑張るお母さんも少なくありませんが、同じく無理は禁物です。少しでも違和感がみられたら、ご主人やご家族に協力してもらったり、家事を代わってもらって休息を取りましょう。

●ストレスがある時
家庭、仕事、家族などさまざまなストレスにさらされやすいのが妊娠中です。この時期は精神的に不調をきたしやすく、その不安から筋肉が固くなりお腹が張る原因になります。入浴や軽い柔軟、テレビを観たり音楽を聴いたり、リラックスできる時間を作って上手くストレスを逃がしてあげましょう。

●流産や早産が起きる場合
いわゆるトラブルの前兆として、お腹に張りが出ると要注意です。張ると同時に痛みを伴う時や、1時間に6回以上張る場合はすぐに病院で診察を受けましょう

 

お腹の張りと対法


1.安静にする
お腹が張ったら椅子やソファに座り、安静にしましょう。できれば横になって休むようにします。外出先でも横になれる場所を確保しておきたいですが、無理な場合は椅子やベンチを活用しましょう。車で移動中も、安全な場所に車を停めてシートを倒したり、後部座席に横になるなどリラックスを心がけます。

 

2.産婦人科を受診
妊娠週数が進んでくると、赤ちゃんが育ってきて分娩監視装置で張りをチェックすることができます。初期の段階では気にならなかったけれど、後期に入ってもまだ張りが収まらない場合はお腹の固さなどを医師に相談してみましょう

便秘なのか?、自然な反応なのか?、何かしらのトラブルなのかは実際に確認してみなければ分かりません。医師の判断を仰ぎましょうね。

 

急な対処が必要な張りとは


37週より前で、お腹の張りとともに以下の兆候がある場合は早産や流産、胎盤の剥がれなど危険な状態である、もしくは「常位胎盤早期剥離」などの可能性が高くなるため、産婦人科病院を受診しましょう。

●激痛を伴う
●休んでも張りが治らない
●出産間近でないのに1時間以内に何度も張りが出る
●張りが何日も続く
●出血がある、下着が汚れるなど

妊娠中はお腹の張りを代表するように、色々な体調変化に自分では判断、対処方法が分からないことも少なくありません。

疑問を感じたり、つらい症状がある場合には、躊躇せずにかかりつけの医師や産院などに相談すると安心です。

 

無理せずにお腹の張りが強く出てしまってきている場合には産婦人科に相談して支持を仰ぎましょう。

 

高崎鍼灸サロンLeClaire

 

 

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